欧州新バッテリー指令の概要

回収制度とWEEEとの関係について

[ 新バッテリー指令(2006/66/EC)前文 ]和訳・要約・解説等


(16)
バッテリーに関わる全ての利害関係者が回収・処理・リサイクル制度に参加できなければいけません。
これらの制度は、輸入バッテリーに対して貿易障壁などがないように確立されなければなりません。


(17)
回収およびリサイクル制度は、特に、輸送の費用と環境への悪影響を最小にするために最適化されなければなりません。
処理とリサイクル制度は、欧州理事会指令 96/61/ECの第2条(11)で定める最適な利用技術を使わなければならず、リサイクルの定義からエネルギー回収を除外しなくてななりません。


(18)
バッテリーは、国のバッテリー回収制度または欧州理事会指令 2002/96/EC(WEEE指令)に基いて設立された回収制度によって廃電気電子機器(WEEE)と一緒に回収することが可能です。
WEEEと一緒に回収する場合は、強制的な最低限の要求事項として、WEEEからバッテリーを取り外さなければなりません。
WEEEから取り外されたバッテリーはバッテリー指令の対象となり、回収目標達成やリサイクル要求事項の対象となります。


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新バッテリー指令の目的
バッテリー指令は欧州(EU)のさまざまな電池に関する規制です。
欧州の環境法規制は環境保全・保護が目的か、単一市場の達成が目的かによって
国内法の規制値が変わる可能性があります。
バッテリーの廃棄について
バッテリー指令では危険物質(有害化学物質)を一定量以上含有している
バッテリーの場合、EU市場に置くことが禁止されます。
危険物質とは、水銀,カドミウムのことを指します。
バッテリーの種類
バッテリーにはいろいろな種類があります。
産業用バッテリーの例や携帯型バッテリーの例を解説します。
産業用および自動車用バッテリーは、埋立地への廃棄・焼却が禁止されます。
カドミウムの使用禁止見直しについて
コードレス電動工具に使用される携帯型バッテリーは
カドミウムの含有を禁止されますが、見直しが行われます。
リサイクルの目標について
バッテリー指令は欧州(EU)のさまざまな電池に関する規制です。
リサイクル目標値は消費量に応じて設定されます。
回収制度と費用について
バッテリー指令は欧州(EU)のさまざまな電池に関する規制です。
バッテリーの生産者は登録が必要になります。
回収率・リサイクル率達成と罰則
バッテリー指令は欧州(EU)のさまざまな電池に関する規制です。
本バッテリー指令でも罰則が適用されます。